自衛官は厚生年金に加入しています。
再就職しない場合は、自分で加入手続きをする必要があります。
それでは、概要について説明します。
国民年金と厚生年金の違い
1 国民年金(基礎年金)
全ての20歳から60歳の国民が対象の国民年金保険
定額:約1万7千円
老後に基礎年金として給付される。
2 厚生年金
会社員、公務員等が加入する厚生年金保険
年収によって保険料に違いがある。約8千円から5万9千円
厚生年金には国民年金も含まれている。自動的に国民年金に加入していることになる。
厚生年金の半分は自衛隊が払ってくれている。(いわゆる労使折半)
老後に基礎年金に上乗せされて給付される。
配偶者を扶養に入れることができて、配偶者の保険料は0円になるけど、国民年金に加入していることになる。
年金は老後だけじゃない。
国民年金、厚生年金どちらも、以下の年金で我々を守ってくれます。
ここでは、ざっくりと説明します。
1 障害年金
加入者が障害を負って働けなくなったり時にその度合いに応じて年金を給付してくれます。
2 遺族年金
加入者がお亡くなりになった時、残された家族のお金の心配を軽減してくれる。
また、上記の2つ年金は厚生年金の方が手厚いです。
どこで加入手続きを行うの?
お住まいの市(区)役所または、町村役場の国民年金の窓口で手続きを行います。
用意するもの
退職した自衛官が用意するものは以下のとおり
・基礎年金番号通知書
・辞令書
・本人の確認ができるもの
(マイナカード、運転免許証等)
いつまでに手続きをするの?
退職日の翌日から14日以内までが期限です。
いつから払うの
退職した月から支払いが始まります。
注意点
国民年金を支払わないと、減額等のペナルティがあります。
扶養している配偶者(20歳から60歳未満)がいる場合は、配偶者も国民年金に加入する必要がある。
(第3号被保険者→第1号被保険者への切り替え)
本当にお金がないのなら
国民年金保険料免除または一部免除の制度が存在します。
〇メリット
承認された場合、免除又は減額される。
✖デメリット
その期間分の年金給付金額が満額に比較して。最大半分になる。
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